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うさぎ、寒さに強いとは嘘!見分ける方法や寒さ対策について

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長いお耳、クリっとした瞳、プリプリのお尻、そしてフワフワの毛並み!うさぎさんって、ホワっと柔らかい感じが魅力ですよね。

あれだけフカフカの毛に覆われているので、抱っこするとあったかいですし!寒い季節には、ウールやフリースで身を包まないと寒さに勝てない私達と違ってうさぎ達は、

フカフカ毛並みに覆われてるから、寒さにも負けないだろう~と、皆さんは思うかもしれませんね。

うさぎと暮らした経験がある方なら、意外とうさぎが寒さに強いわけではないという事実をご存知なはずです。

特に、成長期前や高齢のうさぎ達にとっては、寒さは健康面にとって重要事項で対策が必要となってきます。

今回は、うさぎは寒さに対して、どのように感じるのか?何の問題が生じるか?また、うさぎの体調管理において、どんな寒さ対策を行うべきか?をテーマにご説明しましょう。

うさぎは寒さに強い生き物?

犬や猫と暮らしてる方も経験されると思いますが、うさぎにも【換毛期】という夏毛から冬毛(またはその逆)に換わる時期があります。

つまり、体毛を冬の寒さに対応するために交換するのです。だからと言って、

「うさぎが冬用の毛並みに変わったなら、寒さ対策は万全ね!」

と、買い被り過ぎて、万が一室内の温度管理が行き届かなく、うさぎさんが体調を崩しては、後の祭りです!

個体差もありますが、まだ子供のうさぎ(生後6ヶ月まで)と高齢うさぎ(5歳以降)には寒さに対して、注意が不可欠となります。

ペットショップや獣医師のところには、夏が終わり、10月~11月の肌寒くなってくる時期に、体調の変化で相談にくるパターンが多いそうです。

人間も同様ですよね?季節の変わり目は、体調管理が大切なはずです。

うさぎは寒さにはどのように変化するの?見分け方は?

うさぎは、フカフカの毛並みで寒さに備えている生き物ですが、温度の変化に繊細な性質もあります。

では、具体的に寒さによって起きてしまう、うさぎの体調不良のケースについてお話しましょう。

①運動量が減る・おとなしくしている時間が多くなる

1日の大半の時間を、ケージ内で過ごすうさぎ達にとって、運動=部屋んぽはとっても楽しみな時間のはずです。

でも、せっかくケージから出してあげて、「部屋んぽタイム」のはずなのにお部屋の片隅や、自分のお気に入りの場所で、

じっとしているようなら寒さで、体調が低下しているサインかもしれません。

経験者として、ひとつ見分けるコツもお教えしましょう。うさぎのお耳を触ってみて下さい。

もし、お耳が冷たいようでしたら、うさぎさんが「寒い!」と感じているはずです。

普段のうさぎの活動量などを、よく把握した上で、いつもより、運動したがらない元気が足りない、などを感じたら対策が必要となります。

②スナッフルの症状

【スナッフル】とは、うさぎのくしゃみや粘液性の鼻水といった症状の総称です。

いつもより、うさぎがくしゃみを連発したり、お鼻の周りが濡れていたりしたら、寒さが原因で、スナッフル症状になってしまったかもしれません。

放置しておくと、うさぎの呼吸器官に影響を及ぼしますので、早めに獣医師に診てもらうことをおすすめします。

スナッフルについてはこちらの記事で詳しく説明してます↓

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うさぎ、スナッフルの症状や治療法、費用は?治らない時のケア方法人間は寒い季節や、花粉症の時期、くしゃみや鼻水に悩まされます。みなさんの家族の一員でもある、ペットたちもくしゃみをすることがあるでしょう...

③食欲不振

いつもの大好物を与えているのに、食いつきがよくなかったり、全体的に食欲がなさそうな場合、うさぎが寒さで腸うっ滞を起こしている可能性があります。

寒さからのストレスで、腸の動きが鈍くなり、食欲減退の原因を招いているのかもしれません。

1日様子を見て、食欲が普段と違うようでしたら、なるべく早く、獣医師に相談しましょう。

うさぎが快適に過ごせる条件は?

では、うさぎ達はどんな環境だと、体調不良も起こしにくく、快適に過ごせるのでしょうか?

一般的には15℃~25℃がうさぎにとって最適な温度とされています。繁殖期や病気のときのなどは23℃に保つことが推奨されています。

このことから、子供うさぎや高齢うさぎには23℃くらいが理想的な室温でしょう。

湿度は40~60%がベストですが、冬は特に乾燥しやすいので、給水器内の水の減り方にも気を配りましょう。

室温と湿度はお部屋の状況によっても違いがでますから、ケージ内の環境管理のためにケージ周りに温湿度計を設置することをおすすめします。

うさぎの寒さ対策方法

うさぎの寒さ対策には温度管理をすることが重要です。寒さ対策でしておきたい方法を紹介します。

①エアコンで室温調整を管理する

先程、うさぎの生活上での適温をご説明しましたが、大体人間も同じような条件が、快適室温と感じるでしょう。

ですから、寒さを感じたら、エアコンをうさぎが快適とされる温度に設定し室温管理を徹底しましょう。

※当然のことながら、エアコン内部やフィルターは必ず洗浄して、稼働させましょう。

汚れたままのエアコンでは、人間はおろか、大切なうさぎの健康にも支障をきたします。

②ペット用ヒーターを設置する

エアコンだけでは、ケージ内に暖かさが行き届かないケースも考えられますので、ペット用ヒーターを装備してはいかがでしょうか?

市販のペット用ヒーターは、床に敷くタイプが大半です。しかし、うさぎは自分のケージに見慣れない物が置かれると、警戒してそこになかなか近づいてくれない場合があります。

経験から言うと、ケージの壁面に設置するといいでしょう。こうすると、うさぎが「寒いな、、暖かい所がいいな」と思えば、自分からヒーターの側に寄っていきます。

また、ケージの外側に電源コードが出せるので、うさぎで問題となる、【コード噛り】も防止できます。

③毛布やダンボールでケージを覆う

ケージは、柵に囲まれただけの構造なので、隙間風などの寒さが、うさぎの体調不良を起こす原因になる場合もあります。

フリース生地の毛布を、ケージ全体を覆うようにかけてあげたり、ケージの周囲をダンボールで囲ってあげると、隙間風防止になり、暖房効率も良くなります。

④床材にもひと工夫を

我が家は床にカーペットが敷いてあるので、床からの冷気が感じにくいのですが、フローリングに直接、うさぎのケージを置いてあるお宅には、床からの冷気対策を考えましょう。

例えば、ケージ周辺にはコルクマットを敷いてあげると、冷気遮断の対処になると思います。

腸うっ滞になったしまった経験談

我が家では、うさぎとの暮らしが始まって以来、彼らのためにリビングには、必ずカーペットを敷いています。

部屋んぽの時、うさぎが運動しやすいというメリットと、今回のテーマのように【寒さ】対策のためでもあります。

しかし、この間うちの子も季節の変わり目で、急激に温度が下がった時、風邪をひいたらしく【腸うっ滞】になってしまいました(泣)!

うちの子が、まだ1歳未満の若いうさぎだったこともありますが、飼い主である私たちが、寒さ対策を怠ったのも原因だと思います。

日頃の注意が、うさぎ達の大切な健康管理につながるのだと、痛切に感じました。

温度管理はしっかりしましょう

うさぎ達は、温度変化に敏感で、寒さにも強いタイプの生き物ではありません。特に注意が必要なのは、気温の変化が大きい【季節の変わり目】です。

また、成長期前や高齢うさぎや、病気中のうさぎは体温調整力が低下してますので、特に室温やケージ内の温度管理には細心の注意をこころがけましょう。

万が一、うさぎがくしゃみ連続してたり、食欲減退が続くようでしたら、室温設定を見直し、ケージ内の環境を整え、その上でなるべく早く獣医師に相談にいきましょう!

大切な家族の一員であるうさぎさんが、寒い時期も快適に過ごせるよう、日頃のうさぎの体調管理と、生活環境の整備に工夫が必要だということを改めて認識しましょう。