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うさぎ、抱っこの仕方をマスターしよう!【画像付】練習方法や注意点

うさぎは基本的に抱っこが嫌いな動物です。

我が家のうさぎも2羽とも抱っこが好きではありません。

しかしきちんと抱っこすることができないと日々の健康チェックやブラッシングを上手に行うことができませんよね。

さらにいざというときに危険から守ってあげることもできません。

しかしうさぎの骨はもろく折れやすいため正しい抱っこの仕方を理解していないとうさぎに怪我をさせてしまう可能性があります。

うさぎの正しい抱っこの仕方を紹介していきます。

ひざ上抱っこの仕方

まずはうさぎをケージから出して膝の上に乗せるのが基本です。

ブラッシングやグルーミングであれば膝上に乗せるだけで実施することができます。

簡単なひざ上抱っこの仕方やコツを紹介します。

優しく捕まえる

うさぎの体の下に優しく手を入れてあげましょう。

我が家のうさぎはこの時点で若干びくびくしてしまいます。

トラウマにならないように優しく手をいれることを心がけましょう。

逃げ回るうさぎを力づくでつかまえるということはなるべく避けましょう。

片方の手でお尻をおさえる

うさぎはお尻が不安定だとこわがってしまいます。

持ち上げるのはお尻です。胸部や腹部を強く押さえないように気を付けましょう。

我が家のうさぎはこわがりなのでこの時点ですでに少しこわがっています。

つかまえる動作に入る前に少し撫でてあげる時間をとるようにしています。

すくいあげるように持ち上げる

胸部や腹部をおさえつけないように気を付けながら優しく持ち上げてあげましょう。

この時点では少しおとなしくなっています。お尻をしっかり押さえてあげることがポイントですね。

そのままひざの上へ移動

正座した膝の上にうさぎを移動してあげましょう。

このときすぐに爪切りやブラッシングなどの動作に入らずに撫でてあげ落ち着かせてあげましょう。

最初のうちは数秒で下におろしてあげ、少しずつ慣れさせていくようにしましょう。

まだ少し緊張気味ですね。このあとだんだん落ち着いてきました。

仰向け抱っこの仕方

基本の抱っこが出来たら、今度は仰向けの抱っこの仕方ですね。

少し、ひざ上の抱っこに比べて難易度が上がります。

片手をからだの下に入れてもう一方の手でお尻を抑える

基本の膝うえ抱っこをした状態から、片方の手をうさぎの体の下に入れ、

もう片方の手でうさぎのお尻をおさえてあげましょう。

お尻をすくってもちあげる

お尻をすくいあげるようにして持ち上げてあげましょう。

もう片方の手は支える程度で、ここでも胸部や腹部を強く押さえることがないように気を付けましょう。

我が家のうさぎはこのタイミングで少し体がこわがります。やはり少しこわいようですね。

胸の位置に抱き上げる

胸の位置くらいまで持ち上げたらもう片方の手の位置を変えてあげましょう。

体の下に添えていた手を持ち替えてあげます。

練習の段階までここまでできれば上出来です。

この状態までもっていったらおろしてあげるという練習を繰り返し、慣れさせてあげましょう。

ゆっくり仰向けに倒していく

急にではなく少しずつ、ゆっくりと体を倒していきます。

首のうしろをしっかりと押さえてあげましょう。

うさぎがこわがって足を突っ張ったり、暴れたりするようであれば自分の体ごと倒してあげるのがポイントです。

あまりにも暴れるようであればその日は無理をせずやめてあげましょう。

あくまでうさぎが慣れるまで練習を繰り返してあげましょうね。

我が家のうさぎはこのタイミングでがっしりと胸にしがみついてきます。

なので体ごと倒してあげるのは落ち着くようです。ひざにおろすまでしっかりとしがみついたままです。

膝の上におろす

うさぎは、あごが完全に上を向いてしまうとおとなしくなります。

膝の上で仰向けになるようにゆっくりとうさぎの体を仰向けにしてあげましょう。

今までしがみついていた胸から離れるのが怖いようなので本当に少しずつ胸を離していきます。

膝の上に乗せた状態で健康チェック

ここまでの状態にもっていけたら、そのままの状態で爪切りや健康チェックをしてあげましょう。

うさぎには負担の大きい状態なので作業はさっとすませてあげるように心がけましょう。

抱っこしている途中でうさぎが暴れたらどうする?

抱っこした時に嫌がって暴れてしまうこともあると思います。暴れてしまった時の対処の仕方を
紹介します。

お尻に手を添えすばやく体を丸める

暴れたときはすばやくお尻の下に手を入れ体を丸めてあげましょう。

ただし、我が家のうさぎはこの状態よりも胸に抱いている状態のほうが落ち着くようなので

うさぎの様子を見て落ち着いているほうを選択してあげましょう。

首筋の皮膚をつかむ

少しかわいそうにも思えますが、首筋の皮膚をたっぷりつかむことも効果的です。

痛そうだからという理由で少しだけ引っ張るのは逆効果です。

たっぷりとつかんであげましょう。我が家のうさぎも獣医さんに診てもらった時に、

獣医さんが見ているこちらがハラハラするくらいうさぎの首の皮膚をつかんでいました。

見た目はかわいそうでしたがびっくりするくらいおとなしくなっていました。

目を隠すように、ひじで頭を覆って落ち着かせる

うさぎは狭いところに顔をつっこむ習性を持っています。

その習性を利用し、肘で顔を覆って、目を隠すようにして落ち着かせてあげましょう。

我が家のうさぎはこれでとてもおとなしくなります。この状態で落ち着かせてあげましょう。

抱っこするときの注意点

うさぎさんも抱っこに対するイメージが悪くなると余計に嫌がってしまいます。

嫌がらせないためにいくつか注意点があります。

胸は絶対に圧迫しない

繰り返しになりますが、抱っこ・抱っこの練習の際に絶対にうさぎの胸部を圧迫しないようにしましょう。

こちらが思うよりうさぎは胸部を圧迫されると苦しいのです。

耳やしっぽはつかまない

暴れるから、抱っこがうまくできないからなどの理由でうさぎの耳やしっぽをつかまないようにしましょう。

うさぎは耳やしっぽをつかまれるととても不快で、嫌がります。

暴れたら体を丸く

ポイントとしても書きましたが暴れたらすばやく体を丸めてあげましょう。

うさぎが落ち着くように心がけましょうね。

お尻や脚が安定しない状態で持ち上げるのはNG

抱っこの際にお尻を安定させるのは大事です。

うさぎはお尻が不安定だと恐怖を感じてしまうのでお尻をしっかりと手で固定してあげましょうね。

小さい頃から慣れさせよう。

正しい抱っこの仕方を覚えたら、小さい頃から抱っこに慣れさせることが大事です。

抱っこに慣れているうさぎに育ってくれれば信頼関係も深まりますし、うさぎとの生活が充実したものになります。

小さい頃から少しずつ練習をしてあげましょう。