うさぎ

うさぎがぐったりして動かない→病院で検査した内容や診察後の経過

guttari

さらにうさぎは体調が悪いことを隠そうとする動物のため体調の変化に気づきにくいですよね。

そんな中でわかりやすい体調の変化としてぐったりしている、ご飯を食べないという不調が見られることがあります。

今回は我が家のうさぎの食欲がなくなり、ぐったりしてしまった時のことについて書いていきます。

うさぎがご飯を食べない

我が家では朝と夕方に1回ずつ餌を与えています。

ある日の夕方餌をあげようとすると朝あげた餌をほとんど食べていなくてぐったりして動かないことに気が付きました。

少しは食べている様子が見られないことと、以前にも朝食べていなくても夕方には食べ始めることがあったためこのときは気にしていませんでした。

しかし夜にもう一度餌箱を覗いてみてもペレットが減っていません。

チモシーも水も食べたり、飲んだりする様子が見られませんでした。

これはいけないと思い、普段よく食べている野菜(青梗菜やホウレンソウ)を与えていました。すると驚くことに勢いよく食べ始めました。

お腹がすいていたのかいつもより早いスピードで完食。試しにペレットのそばに移動させてみましたが匂いを嗅ぐだけで離れていってしまいました。

うさぎは絶食状態が1日以上(24時間以上)続くとかなり危険と言われています。

我が家のうさぎはその後も葉っぱ系の野菜だけは食べていたので翌日病院に連れていくまでは野菜を与えていました。

野菜の与えすぎはよくないのですが、他の餌を食べない状況ではやむをえないためそのようにしていました。

理由として考えられること

うさぎさんがぐったりして動かないのにはいくつか理由があります。

歯に問題がある

我が家の場合は野菜だけは食べていることから、固いペレットでは歯が痛いのかもしれないと思いました。

うさぎには不正咬合などの歯の病気があるのでそれをまず疑いました。

毛球症という病気

胃腸の不調として考えられる病気のひとつに毛球症があります。

毛づくろいをして飲み込んでしまった毛が排出されずに胃の中で固まってしまいます。

飼い主の、毛の手入れ不足や食物繊維の少ない食事を与えたことなどが原因で起こります。

急に食欲がなくなり元気がなくなります。

我が家のうさぎに関して考えた時に、食物繊維の多い野菜はきちんと定期的に与えていましたし、毛の手入れも行っていたため歯の病気の可能性が高いと考えました。

我が家のうさぎはケージをよく噛みます。その都度対策を行ったりしつけを行ったりしてきましたがなかなか直らないことに悩んでいるところでした。

このケージを噛むという行為は不正咬合の原因によくなるため、ほぼこれで間違いないのでは、と思いました。

うさぎがぐったりしていた時、病院へ連れて行った時の検査内容

我が家の、具合が悪くなったほうのうさぎは夕方のうさんぽの時間に家中を駆けまわるほど元気です。

しかしご飯をあまり食べなくなってしまった日はこのように駆け回ることもなくぐったりして、ケージでじっとしていました。

これはとても珍しいことだったため驚きました。

しかしつかまえようとすると走って逃げていたため動けないほどではないのだと安心しました。

本当に具合が悪いうさぎは丸まって動けなくなってしまうそうです。その場合はすぐに病院に連れて行きましょう。

我が家ではご飯を食べなくなった翌日にすぐ病院に連れていきました。

うさぎの場合は体調に少しでもおかしな点があればすぐに病院に連れていくことをおすすめします。

■検査内容
触診、血液検査、歯の検査

■治療費
血液検査をすると料金が高くなるそうで、約1万円ほどでした

■診察結果(我が家のうさぎ)
触診→お腹の張りもなし、鼻水やよだれもなし:問題なし

血液検査→すべての数値が正常:問題なし

歯の検査→一部だけ少しずれている歯があるが食べ物を食べられないほどの問題はないはず:おおむね問題なし

という結果でした。

つまりは食欲不振に関しては「原因不明」としか言えないとのことでした。

対応としては食欲増進剤をもらい、1日に2回与え、様子を見ることになりました。

この診察で何かはっきりとした病名がわかれば治療できたのですが、原因不明ということで途方にくれました。

診察後の経過

ご飯(ペレット・チモシー)を食べなくなってからの経過です。

ご飯を食べなくなって2日目(病院に連れて行った日)
→食欲増進剤を飲ませた後は特に変化なく相変わらず野菜以外を食べない

ご飯を食べなくなって3日目
→食欲増進剤を1日に2回与え、相変わらず野菜しか食べない。水を少し飲み始める。

ご飯を食べなくなって4日目
→ペレットをふやかして与えてみましたが食べず。水と野菜のみ

ご飯を食べなくなって5日目
→ペレットを少し食べ始める。チモシーは相変わらず食べず。野菜はたくさん食べる。

ご飯を食べなくなって6日目
→急にすべてのご飯(ペレット・チモシー)をたくさん食べ始める。

というものでした。食欲増進剤が効いたのか、今となってはわかりません。

ぐったりしてる、いつもと違う時はどうする?

ぐったりしている、いつもと様子が違う時は対処が必要です。

すぐに病院に連れて行く

1番はこれです。うさぎの何が不調なのか、素人目には絶対にわかりません。

少しでもおかしいと思ったらすぐに病院に連れていきましょう。

何か食べるならそれに希望を

我が家のうさぎはなぜか青梗菜・小松菜・ほうれん草の葉物野菜だけはばくばくと食べていたため、

ペレットやチモシーを食べなくても体力が落ちたり体調が悪化したりしないように野菜だけを常に与え続けました。(ペレットやチモシーも入れていましたが)

食べないからあきらめるのではなく何か少しでも体に入れてくれるのであれば、野菜でもおやつでも与えましょう。人間と同じで何も食べないよりはましなのです。

いつもよりよく観察を

毎日薬をあげるのはもちろんのこと、おしっこやうんちを毎日よく観察しました。

ご飯を食べなくなって最初の数日間はうんちがやはり小さかったです。

しかし、うんちやおしっこをきちんとしているなら問題ないと病院の先生に言われていたため安心していました。

(何か異常があればすぐに言うように言われていました。)

この3点をもとに頑張ったところ我が家のうさぎはいつも通りペレットやチモシーを食べるようになり、前よりも元気に走り回っています。

原因不明の場合でもお医者さんの言うことをよく聞き、希望を捨てないことが大事ですね。

日頃の管理をしっかりと行いましょう

うさぎの病気や怪我は、8割ほどが生活環境の不備、食生活、衛生上の問題が原因と言われています。

それは逆を言うと、飼い主の注意次第でうさぎの健康を守ってあげることができるということです。

今回の我が家のうさぎのように原因不明の場合もありますが、日ごろから食事は適切かどうか、

温度の管理はきちんとできているか基本的なお世話をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。

そして何か不調がある場合はすぐに病院に連れていきましょう。