うさぎは1日に1時間程度走り回れば運動量としては十分と言われています。
散歩をさせないと、運動量が足りず健康にもよくありませんし、うさぎ自身のストレスになってしまいます。
うさぎの散歩は部屋の中を散歩させる「へやんぽ」と外を散歩させる「うさんぽ」がありますね。
では、うさぎの散歩はいつから必要なのか、おすすめの場所や散歩の時間に関して経験談をもとに話をしていきます。
うさぎを散歩させるのはいつから?注意点は?
うさぎの散歩は生後半年以上たってからが理想的です。散歩をさせることによってストレスが減り、問題行動を起こしにくくなります。
ストレスがたまることでケージを噛んだり飼い主にかみついたりすることもありますのでそのような問題行動を起こさないように毎日きちんと散歩をさせましょう。
その際に注意することは、危険なものは片づけておくことです。
うさぎが飲み込みそうなもの、噛んだら危険なもの、落ちたら危ないものなどは万が一のために備えてきれいに片づけておきましょう。
我が家のうさぎも走り回っているときに床で滑ってスライディングしている姿をよく見かけます。
そのようなときに床にとがったものやひっかかるようなものがあったら怪我をしてしまいますね。
普段は出しっぱなしにしていて問題がないものでも、へやんぽの際は、「本当に危険ではないか」をよく確認しましょう。
うさぎを散歩させる時間は?
うさぎを散歩させる時、どれくらいお散歩させていいのか気になりますよね。うさぎの散歩時間についても目安があります。
遊ばせるのは2時間以内くらいに
もちろん年齢や体の大きさなど個体差はありますが、基本的には30分から2時間程度におさえるのが理想的です。
遊んでストレス解消になるのはよいことなのですが遊び過ぎて体力を消耗しすぎると病気の原因になります。うさぎってデリケートですね・・。
決まった時間に散歩させよう
うさぎは生活のリズムが一定であることを好む傾向にあります。毎日だいたい同じ時刻に同じ時間になるように散歩させましょう。
適当な時刻や時間で散歩をさせてしまうと、いつでもケージから出してもらうことを要求することがあります。
そうなるとケージをかじるなどの問題行動を起こしますのできちんと時間を守りましょう。
我が家のうさぎさんも、飼い主がへやんぽさせていることをすっかり忘れてしまったときにびよ~んと伸びて休んでいたことがあります。疲れてしまったのでしょうね。
散歩させるのにおすすめの場所は?
外をお散歩(うさんぽ)する時も危険がいっぱいあります。ではどのような所で散歩するのが良いでしょうか?
他の動物が少ない公園
うさぎは肉食の動物をこわがります。また、うさぎが怖がるだけではなく、犬や猫はうさぎにとびかかってくることがあります。
さらにハトやカラスなどの鳥もうさぎに襲いかかることがあります。
犬の散歩をさせる方が多かったり、野良猫が多かったりする公園は避けるようにしましょう。
また、うさぎは大きな音もこわがるので車通りの多いところにある公園は避けたほうがよいでしょう。
自宅の庭
自宅に庭がある場合は自宅の庭が理想的です。誰かに迷惑をかけることもないですし、犬の散歩をさせる方がいるわけではないのでおすすめです。
しかし、鳥や野良猫に襲われる可能性は自宅の庭でもありますので目を離さないようにしましょう。
道路に飛び出たり、うさぎが入り込んでしまったりする場所がない場合はハーネスなどをつける必要もないため、
そのような庭があるおうちはあえて危険性のある公園に連れていかずとも常に自宅の庭で散歩させるのがよいですね。
我が家には道路にや隣の家につながる通路がない庭があるのでうさんぽさせるときは庭で散歩をさせています。
「ペットのうさぎに外での散歩は必要ない」とも言われていますが、我が家のうさぎは庭でのうさんぽをとても喜びます。
へやんぽでは見たこともないような動きで駆け回っている姿を見ると定期的にへやんぽをさせてあげたい気持ちになります。
やはり、動物なので本来外は好きなのでしょうね。このときも、鳥に襲われるのが心配であちこちに動くうさぎの後をずっとついて回っていました。
飼い主のストレスのほうを気にするのであれば頻度は1か月に1度くらいでいいかもしれませんね。
外で散歩させるのに最適な時期や時間帯は?
うさぎをお散歩させる時期や時間帯も注意が必要です。注意点やお散歩に最適な時期や時間帯についてです。
強い紫外線がない時間帯
夜行性のうさぎにとって強い紫外線は目への刺激が強すぎる場合があります。
日中の日差しが強い日や時間帯などはあまりおすすめできません。
暑すぎず、寒すぎない日
屋内と違って温度調節のしにくい屋外はうさぎにとっては体調不良の原因になりかねません。
極端に暑い日や寒い日、雨が降っている日、雨が降りそうな日というのは避けましょう。そのような気候の日はうさぎへの負担が大きいです。
季節としては秋や春などがおすすめで、夏にうさんぽに行く場合は夕方などの涼しい時間帯がおすすめですね。人間にとって心地の良い気候はうさぎさんにとっても心地いいです。
逆に人間にとって心地よくない日はうさぎにとってはとてもつらい気候の日です。うさぎさんの気持ちになってうさんぽの日を決めてあげましょう。
その他、うさんぽで気を付けることは?
うさんぽでは気をつけることがたくさんあります。すでに述べた、他の動物に注意すること・うさぎにとって心地よい気候の日を選ぶこと以外は以下になります。
有害なものを口にしないように気を付けること
外ではたばこの吸い殻であったりうさぎが食べると中毒を起こす植物があったりします。
気づいたら何やらもぐもぐしているうさぎさん。うさんぽ中は目を離さないことが大事ですね。
我が家のうさぎも一度たばこの吸い殻を食べてしまったことがあります。
特に具合が悪くなったわけではないのですが念のため病院に連れていきました。診察の結果特に問題はなかったので幸いでした。
寄生虫
野良猫などと同じように、外で過ごすことによってノミやダニを持ち帰る可能性があります。
散歩後は体をぬれタオルで拭いてあげる、念の為ノミとりスプレーをしてあげるなどしましょう。
散歩に行く前に動物用虫よけスプレーをふってあげるとなおよいですね。
危険な物がないか細かくチェック
大事なペットであるうさぎの散歩に関してまとめてきました。犬など必ず散歩しないといけない動物とは違って、必ずしも外で散歩させる必要はないうさぎ。
どうしても散歩をさせてあげたい場合は室内であっても屋外であってもうさぎに危険が及ばないように十分注意を払って散歩をしてあげましょう。