うさぎは可愛いし鳴かないし、匂いませんし、飼うのに最適な動物のひとつですよね。
しかしうさぎは小さく、外敵から狙われやすい存在です。
うさぎの天敵にはどのような動物がいるのでしょうか?また、天敵の存在により飼う場合に注意すべき点はどのような点があるのでしょうか。
うさぎの天敵は?
うさぎの天敵と言われる動物はキツネ、イタチ、ヘビなどです。
また、空から襲ってくる天敵としては鳥類があり、その中でもフクロウやワシやタカ、とんびなどがいます。
また、基本的に肉食と言われる動物はすべて天敵ということができます。
このことから、ペットのうさぎに関していうと外で遊ばせる際には注意が必要です。
普通の家庭で庭にヘビやキツネが出るという方は少ないかもしれませんが、うさぎを庭など外で遊ばせる場合は鳥類の存在に気をつけながら、
目を離さないようにして遊ばせる必要がありますね。
我が家のうさぎも完全に野性味をなくしていて、外敵に襲われた際にとても抵抗できるようには見えませんもんね・・。
我が家のうさぎ↓
1羽は完全に足を伸ばしてリラックスしますし、1羽はこわがりすぎて全力疾走しているところは一度も見たことがありません。
うさぎの抵抗方法は?
天敵がいるとは言っても、いくらか抵抗するのでは?と思いますよね。
うさぎは小さく弱い動物ですので攻撃することはできず基本的には天敵からは逃げることしかできません。
野生のうさぎは足が速いですし、巣を作る種類のうさぎは巣穴に逃げ込むこともできます。
しかし、もし天敵に捕まってしまった場合はどうなるのでしょうか。
うさぎは、必死に抵抗はしますが、もしその抵抗が無駄だとわかった場合はショック死するような体の仕組みになっています。
少しでも苦しまずに死ねる体の仕組みということですね。これには驚きです。ですので、人間がうさぎを捕まえるときにも注意が必要となるわけです。
うさぎは捕獲される=死という本能があるため、ペットうさぎの場合はまず人間に触られることから慣れさせていき、
触られることは危険ではないと刷り込む必要があるということですね。
ペットショップからお迎えするうさぎは基本的には小さい頃から人間に触られることは慣れているのでそこまで神経質になることはありませんが、
それでも背後から急につかむなど猛禽類を彷彿とさせる行為はしないように心がけてあげたいですね。
犬や猫は?
よくインターネットでうさぎ&犬or猫が仲良くしている画像を見ますよね。
天敵の多いうさぎですが実際、写真で見るように犬や猫と仲良くすることはできるのでしょうか?
結果を先にいうとうさぎを犬や猫と仲良くさせることは可能です。
ただし一緒に飼う場合、まず犬は飼い主がリードをひきいつでも離せるようにして対面させることが大切です。
普段から散歩中に猫や他の動物を追いかける犬はうさぎに危害を加えてしまう可能性があるので普段からそのようなことをしないようにしつける必要がありますね。
猫の場合は先住動物がうさぎである場合うまくいくことが多いようですので一緒に飼うことを考えている人はそのようなポイントに注意するといいかもしれませんね。
また、猫よりもうさぎを優先してあげるとうまくいくようですね。
ただし、基本的に犬や猫は捕食動物であり、うさぎは捕食される動物です。
一緒に飼っていることでうさぎが少しでもこわがっている様子があればすぐに離して飼うようにしてあげましょう。
以前友人が猫を2匹飼っており、その後にうさぎを2羽お迎えしていたのですが、1羽のうさぎが数週間で亡くなってしまいました。
原因不明ではあったそうなのですが、もしかすると猫の存在に恐怖を感じており毎日ストレス状態にあったことが原因とも考えることができるかもしれませんね。
このような事実を踏まえると、どうしてもという場合以外はうさぎと犬や猫は一緒に飼わないほうがよいと思えますね。
一緒に飼うのに相性の良い動物は?
では天敵が多いうさぎと一緒に飼って問題のない動物にはどのような動物がいるのでしょうか。
まずハムスターです。ハムスターはハムスター用のケージで飼うと思いますし、うさぎにストレスを与える動物ではないので一緒に飼っても問題はありません。
その他、鳥類には天敵が多いですがかごの中で飼うインコなどは一緒に飼っても問題がないです。
ただし頻繁に鳴く動物は、うさぎにとってストレスになる可能性があるのですぐそばでは飼わないほうがいいかもしれませんね。
鳥類の中での天敵は鳶やタカ、フクロウなどになりますがそのような鳥類はペットとして飼うことはあまりないと思います。
もし、ペットとして飼う場合はうさぎとの同居には向きませんので完全に隔離して飼う必要がありますね。
一緒に飼うのに相性の悪い動物は?
フクロウやタカと同じで、うさぎの天敵であるキツネ、イタチ、ヘビなどはペットとして飼う可能性は低いとは思います。
ヘビは、最近はペットとして飼う人も増えてきているようですが・・。
その場合は完全に別々の部屋で双方が出会わないように飼育する必要がありますね。
ペットとして飼う可能性のある動物で一緒に飼うことに適さない動物は「フェレット」です。フェレットは完全な肉食動物です。
鼻もよく、ケージで飼っていても脱走の上手な動物ですのでもしかすると脱走してうさぎにたどり着いてしまうかもしれません。
その場合はほぼ確実にうさぎを殺してしまいます。
もしくはその前にうさぎがショック死してしまう可能性がありますね。
可愛い見た目とは裏腹に、うさぎと同時に飼うとなるとかなりこわい存在です。
小動物を診ている動物病院でも、万が一のことを考えフェレットは断っているという度物病院もあるほどです。
完全に隔離するつもりでも、もしものことを考えると、うさぎとフェレットは絶対に一緒に飼わないほうがいいですね。
うさぎは弱い動物
うさぎはこちらが思っているよりも天敵が多く基本的には狙われる動物ということですね。
そのことを頭に入れ、外で遊ばせる場合には気をつけなければいけませんし、他の動物と一緒に飼う場合はあらゆることに気をつけて飼わなければいけませんね。
飼い主のエゴで、うさぎをストレスで苦しめることがないようにしなければいけませんね。