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うさぎが足ダン(スタンピング)をする理由やどうしてもやめない時の対策

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うさぎの動作のひとつである「足ダン」いわゆるスタンピング。見ているこちらとしてはうさぎの可愛いしぐさのひとつですね。

しかし、この足ダンにはどのような理由があるのでしょうか。また、やめさせるにはどのような対策があるのでしょうか。

そもそも足ダン(スタンピング)する理由は?

野生のうさぎが仲間に危険を知らせるために後ろ足で地面をたたくスタンピング。ペットうさぎの場合は不満があるときや威嚇するときにスタンピングすることが多いです。

何かストレスを感じている時や飼い主に伝えたいことがあるときにスタンピングをします。

例えば「遊んでほしい」「ケージの外に出してほしい」「体調が悪い」というときにスタンピングをするようです。

警戒している意味でスタンピングしている場合に手を出すと噛まれることがあるのでその場合は声をかけるだけにして手は出さないように気を付けましょう。

また、何かストレスを感じている場合も多いので足ダンを何度もする場合はうさぎが何に対してストレスを感じているのか原因を突き止める必要がありますね。

どのようなことにストレスを感じている可能性があるのかいくつか考えてみましょう。

新しい環境になじめない

引っ越しを行ったりケージを新しいものに変えてあげたりした場合に環境の変化になじめずスタンピングすることがあるようです。

その場合はしばらくそっとしておいてあげたりタオルをケージにかけてあげたりするなどして落ち着く環境を作ってあげましょう。

我が家のうさぎのうち1羽はケージを丸洗いするなどの大掃除を一気にすると今までしていなかったスタンピングをすることがあります。

自分の匂いがなくなってしまって落ち着かないのだと思います。ですのでそのうさぎの場合はケージの外や中を一気に大掃除するのではなく、

今回は床部分の大掃除、後日トイレの大掃除、というように一気にその子の匂いがなくなることがないように気を付けています。

騒音

うさぎは音に敏感ですので部屋に流れている音楽の音が大きすぎる、テレビとケージが近くにあり音が気になる、などが原因でスタンピングすることがあります。

うさぎがうるさいと感じる環境になっていないかチェックしてあげましょう。

匂いが気になる

部屋の匂いが気になる、他の動物の匂いが気になる、というストレスでもスタンピングすることがあるようです。

我が家の2羽のうさぎはそのようなことはないのですが、多頭飼いしている場合は他のうさぎが近づくとスタンピングする、

という場合もあるようなのでその場合はなるべく離れた場所にケージを置き、お互いが近づかないようにしましょう。

足ダン(スタンピング)は嬉しい時にもする?

ペットのうさぎはうれしいときにもスタンピングすることがあります。

我が家のうさぎは目の前でおやつをちらつかせると足ダンをした後にひざに飛び乗ってきます。これはうれしいときなのだと思います。

うさぎは声を出して感情表現をすることができないので全身を使ってコミュニケーションをとろうとします。

うれしいときのスタンピングはかまってあげるとその後楽しそうに遊んだり甘えたりしてくるのでとても可愛いです。

せっかくうれしくて足ダンしているのに怒ってしまうとうさぎがかわいそうですよね。

その足ダンはうれしいときなのか、怒っているときなのかよく見極めてあげる必要がありますね。

足ダン(スタンピング)の対策は?

うさぎの足ダンに関しては、感情表現なので、うれしい気持ちを表現している場合は放置しておいてもよいかと思います。

ただ、何かにストレスを感じて足ダンしている場合や階下の住人に迷惑をかけるほど音をたてる場合は対策をする必要がありますよね。

うさぎは夜行性のため夜中にあまりにも音をたてるようであれば困ります。うさぎの足ダンの対策としてはいくつかあります。

ケージの下に柔らかい素材のものをひく

カーペットやマットなどクッション性のあるものをおくと階下への騒音は防止できますね。

コミュニケーションを多めにとる

我が家のうさぎはかまってほしいときに足ダンすることが多いようで抱っこしてなでてあげるとその日はもう足ダンしない、という場合が多いです。

無視する

かまってほしくてしている足ダンの場合は無視するのが一番ですね。

すでに述べたようにかまってほしくて足ダンをしている場合にかまってあげると飼い主より自分のほうがえらいと

うさぎは思ってしまうのでその場合は足ダンしていても最後まで無視するのが一番ですね。

ストレスを解消してあげる

ストレスにより足ダンしているのであればそのストレスを取り除いてあげることが必要ですね。

お腹がすいているのか、外に出してほしいのか、ケージの環境が気に入らないのか、などなど。

ストレスの原因がなくなればスタンピングをやめる場合もあります。

ただし、これは一歩間違えば甘やかすことになります。

餌が欲しいので足ダンをしたら餌がもらえた、とうさぎの頭にすりこまれてしまうといつでも足ダンして要求してくるようになります。

知り合いのうさぎさんはかじり木を置いてあげると嘘のように足ダンをしなくなったそうです。

ストレスの原因はうさぎによって違いますがこのうさぎさんはケージの中になにかかじるもの(遊ぶもの)が欲しかったのでしょうね。

そのように、ストレスの原因をなくしてあげるのがいいですね。

どうしてもやめない場合は?

どうしてもやめない場合は、足ダンをした瞬間に飼い主側も大きな音を出すという方法があります。

うさぎが体で感情表現をしているので、こちらも体をつかって「足ダンをしてはいけない」ということを伝える必要がありますね。

ただしこれはうさぎを驚かせてしまうので最終手段としてとっておきたいところです。

また、何か体調が悪く、それを飼い主に訴えたいために足ダンしている可能性もありますので対策を色々してもなかなか足ダンをやめないという場合は

お医者さんに診てもらったほうがよいかもしれませんね。

神経質になり過ぎず、観察しましょう

スタンピングはただの可愛い動作ではなくうさぎが一生懸命何かを伝えようとしている合図です。

スタンピングしている場合はスルーするのではなくうれしいのか怒っているのか、またはその原因をしっかり観察して見つけてあげましょう。

あまりにも頻繁でない場合はそこまで神経質に気にしなくとも大丈夫そうですね。