うさぎ

うさぎの育て方、しつけ~お迎えの際に必ずやっておきたいことや準備~

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うさぎをお迎えするにあたって、準備するものや知っておかなければいけないことがたくさんあります。

うさぎはデリケートな動物です。うさぎと一緒にいられる時間は6年から10年と、長いようで短いです。

少しでもうさぎが快適で、うさぎと長い時間一緒に過ごすためにしっかりと準備を行いましょう。

うさぎのお迎えの際に準備するもの(必ず必要)

まず、最初にお迎えする前に必ず、準備した方がいいものを紹介します。

1.ケージ

うさぎが1日のうち多くの時間を過ごすケージはうさぎが大きくなっても大丈夫な大きさのものを購入することが大事です。

では大きさ以外にはどのような機能があればよいのでしょうか。

・上も開閉できるもの
→うさぎの入り口以外にも上から開閉できるタイプのものであればうさぎを抱っこして出し入れする必要がある際にとても便利です。

・引き出し型のトレーがついているもの
→うさぎのフンや食べかすが下に落ちるタイプで、このような形になっていれば掃除が楽になります。

掃除のたびにケージを解体しなければいけないタイプのものもあるのでなるべくそのようなタイプは避けたほうがよいですね。

・キャスターつきのもの
→こちらも掃除の際などに移動しやすいようにキャスターつきのものをおすすめします。抱えて動かすのは少し大変です。

2.トイレ

ケージ内に設置するものとしてトイレは必需品ですね。プラスチックのものと陶器製のものがあります。

陶器のほうが汚れにくいのでおすすめですがプラスチック製のものよりは少し料金が高いです。

プラスチックでもこまめに掃除をすれば問題ないのでこれはどちらでも大丈夫そうですね。

おしっこが飛び散ることがあるのでおしっこガードがついているタイプのものがおすすめです。

3.トイレ砂

トイレに入れる砂には様々なタイプのものがあります。吸水性のものや消臭効果のあるものがありますね。

掃除がしやすいという観点でいうと吸水性に優れたタイプのものがいいですね。再生紙でできているものは吸水力が高いですし種類によってはトイレに流せるものもあります。

4.食器

餌を入れる食器が必要です。うさぎはケージの中にあるものを動かすことが多いので重さがある陶器製の食器かケージに固定できるタイプのものがおすすめです。

我が家では陶器製の食器を使用しています。家にお迎えしたばかりのころ、まだ食器を購入していなかったのでプラスチック製の食器を置いていたら毎日ひっくり返されていました。

陶器製であればかじっても問題ないのでいいですね。ケージに固定できるタイプのものはひっくり返る心配もないのでプラスチック製でも大丈夫です。

5.給水器

水飲みの容器はケージに固定するタイプのものと置き型のものがあります。

・ケージ固定のボトルタイプ
うさぎの顔が濡れる心配がないので一般的にはこちらのタイプがおすすめです。

うさぎがちゃんと飲んでいるか水の減り具合などをこまめにチェックしてあげましょう。

また、飲み口が掃除しにくいので細めのブラシなどで汚れを落としてあげる必要があります。

・置き型のもの
うさぎの中にはボトルタイプのものから水を飲むのが苦手な子がいます。そのようなうさぎや、高齢のうさぎなどには置き型のほうがよいです。

もしくは視力が弱いうさぎなどもこのタイプがいいですね。

我が家に2羽いるうさぎは1羽が赤ちゃんの時から何度練習してもボトルタイプの給水器から水を飲まなかったため置き型で水を与えています。

普通は、ボトルタイプのものを設置し、最初はそこから水が出るとわかっていないうさぎでも顔を近づけて水を出してあげるなどを繰り返し

練習してあげると自分で飲めるようになるそうです。

6.牧草入れ

うさぎのケージには常に牧草がある状態にしておく必要があります。

こちらも陶器製のもの陶器製のもの木製のものなど種類が色々とあります。ケージに固定するタイプ、置くタイプのものがあります。

こちらはうさぎが届きやすいところに設置できるタイプのものであればどれでもいいと思います。

食器と同じで置き型のプラスチック製のものはひっくり返されてしまうのでそれだけ避けたほうがよいですね。

・1~6のものは必ずそろえてあげましょう。

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※このときは、牧草入れに背が届いていなかったためいったん下に置いていました。

こういう失敗をしないためにもうさぎの大きさに合わせたものを購入しましょう。

うさぎのお迎えの際に準備するもの(あったほうがよいもの)

必ず必要なものではないですがあったほうがいいものを紹介します。

ステップやトンネル

ケージの中で自然に運動ができるように、窮屈にならない程度で入れてあげるとよいですね。

うさぎのタイプによっては全く興味を示さない場合もありその場合は邪魔なだけなので取り外してあげましょう。

ハウス

かくれたり寝床にしたりするためのハウスはあったほうがよいですね。我が家のうさぎは体が大きくなるにつれかじるだけで入らなくなったため撤去しました。

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※我が家のうさぎは入るよりも上に乗っていることが多かったです。

かじり木

うさぎは習性としてものを噛みます。ですので遊びながら自然にかじることのできるかじり木を入れてあげるとよいですね。

ケージをかじってしまうと歯の病気が心配ですのでそのようなうさぎの場合はなお入れてあげたほうがよいです。

湿度計

ここまでする人は少ないかもしれませんが、うさぎは温度の変化に敏感なため温度や湿度を一定に保つために湿度計をケージの近くにおいてあげましょう。

ただしうさぎがかじってしまわない場所に設置しましょう。

体重計

うさぎの健康管理のために体重計も必要ですね。赤ちゃんのときから育てる場合は特に体重の変化で成長度合いがわかるので定期的に体重をはかってあげましょう。

その他、必要に応じて必要なものとしてはサークル、ハーネスやリード、キャリーケース、消臭剤、防寒グッズ、防暑グッズなどがあります。

家の環境やうさぎの状況などに合わせて準備してあげましょう。

うさぎをお迎えしたら

うさぎをお迎えしたらすぐに触ったり仲良くしたりしたいですよね。

ただ、初めての場所、慣れない環境で落ち着かなかったり不安になったりするのはうさぎも人間も同じです。まずはそっとしておいてあげる必要があります。

お迎えしてすぐ(家にきてすぐ)

まずはペレットや牧草、水など最低限のものを設置したら人間は別の場所に離れ、うさぎをそっとしておいてあげましょう。

むやみに触ったり抱っこしたりすることは絶対にやめてください。

1~2日目

外から優しく名前を呼んだり声をかけたりしながら水やご飯の入れ替えをしてあげましょう。

その際にフンのチェックなどを行い、体調を崩していないかチェックしましょう。この期間もまだむやみに触ることはやめましょう。

3~4日目

目線が高いとうさぎはこわがります。目線を同じ高さにそろえて声をかけてあげながら手渡しでご飯をあげてみましょう。

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我が家のうさぎもこの時期から手からえさを食べるようになりました。

5日目以降

手渡しのごはんを食べるようになったり触っても嫌がらないようになったりしたら、ケージから出してあげても大丈夫な時期です。この時期からトイレのしつけなども始めます。

最初からうさぎに触りたくなる気持ちはあると思いますが、うさぎが環境に慣れ、人間は怖くないものだと認識するまで気長に待ってあげましょう。

うさぎの性格によっては最初から人懐っこくここまで慎重にしなくてもよいタイプの子もいますが、

この最初の対応で今後のコミュニケーションの難易度がまったく違いますので焦らずじっくり行いましょう。

トイレを覚えさせるには?

5日目以降にトイレを覚えさせると書きましたが、ではトイレはどのように覚えさせたらよいのでしょうか?

トイレが覚えきれないからといって大きな声で叱ったりたたいたりしたら絶対にダメです。

トイレの場所

ケージの隅っこに設置します。寝る場所とは離れた場所に置くほうがよいです。

・おしっこの匂いがついたものをトイレに入れる
うさぎが別の場所にしてしまったおしっこをふき取り、そのふき取ったものをトイレに入れてあげてにおいをかがせます。

そうすることでそこがトイレをする場所だと認識します。ペットショップから連れてくる場合はおしっこの匂いのついたトイレ砂などをもらってくるとよいですね。

・おしっこをしたそうなそぶりをしたらトイレに入れる
うさぎはおしっこをするときしっぽを上げます。もしくはそわそわした様子があればトイレに入れてあげるとよいです。

トイレに成功したらたくさん褒めてあげる!
うさぎも褒められるとわかります。トイレに成功したときは優しい声で頭を撫でてたくさん褒めてあげましょう!褒めることで覚えるスピードも上がります。

トイレに失敗してしまった場合

うさぎはおしっこの匂いがついているところをトイレと認識してしまいます。

違う場所におしっこをしてしまった場合はすぐにふき取り消臭スプレーなどでにおいがしみつかないようにしましょう。その際に絶対に叱らないようにしましょう。

名前を覚えさせるには?

うさぎはちゃんと自分の名前を覚えることができます。うさぎがきちんと名前を覚えるとその後の抱っこや健康チェックなどのコミュニケーションがスムーズになります。

ではどうすれば名前を覚えるのでしょうか?

・いいこととセットで名前を呼ぶ
名前を呼んだあとに好きな餌やおやつをあげると効果があります。

名前を呼ばれるといいことがある、という印象が残り名前を早く覚えます。

ただし、普段のご飯を食べなくなるほどおやつをあげすぎないように気を付けましょう。肥満や病気の元となります。

・撫でながら名前を呼ぶ
うさぎが気持ちいいところを撫でてあげながら名前を呼びましょう。

おでこや背中などを撫でてあげ、うさぎがリラックスしているときに名前を呼んであげると効果的です。

名前を覚えないのはこんなとき

・人によって呼び方が違う
・叱るときに名前を呼んでいる
・大声で名前を呼んでいる

このようなときは名前を覚えにくいです。人によって呼び方が違い混乱してしまったり叱られたときや大きな声を出されたときなどの悪い記憶が残ったりします。

あくまでも優しく、いい記憶として名前を覚えさせてあげましょう。

うさぎのしぐさの意味を理解しよう!

うさぎのしぐさと意味を理解すると育てるのが楽になります。

犬や猫よりもうさぎのしぐさはわかりにくいです。しかし感情や行動の意味を間違って理解して誤ったお世話をしないためにもしぐさの意味をよく理解しましょう。

警戒しているしぐさ

・後ろ足で立つ
→広範囲の音を聞き取ろうとしているこの行動は警戒のしぐさです。

見た目は可愛いのですが何か警戒している合図ですので気を付けましょう。

・耳を寝かせて低い姿勢をとる
→我が家のうさぎのこわがりさんのほうがよくこの姿勢を取ります。この姿勢は敵に捕食されるのを警戒している合図です。

それ以上こわがらせないように気を付ける必要があります。

うれしい・機嫌がいい

・垂直にジャンプする
→とっても可愛いしぐさです。うれしくて興奮しているとき垂直にジャンプします。

ジャンプしたときに怪我をしないように床に怪我のもととなるものを置かないように気を付けましょう。

・ぷうぷうと鼻を鳴らす
→これも可愛いですね・・。うれしいときや機嫌がいいときに鼻を鳴らします。いつも鳴らすわけではないので、この音が聞けると嬉しいですね。

ただし、不満があるときにも鼻を鳴らします。うれしいときとは違って低めの音でぶうぶうと鳴きます。区別が難しいですが音をよく聞いてあげましょう。

お迎えする前に準備はしっかりとしておきましょう

うさぎさんをお迎えし育てるにあたって準備するものや覚えておかないといけないことがたくさんありますね。

一緒に生活をしていく家族としてうさぎにストレスがかからないようにしっかりと対応してあげましょう。