人間にも結膜炎という病気があるように、うさぎも結膜炎になることがあります。
まずは普段から病気にならないように検診や予防をする必要がありますが、それでもうさぎが結膜炎になってしまった場合はどのように対処すればいいのでしょうか。
また、治療はどのように行い費用はどのくらいかかるのでしょうか。
今回は、我が家のうさぎが結膜炎になってしまった時の経験談から治療や費用、対処法についてお話させて頂きます。
うさぎの結膜炎の主な原因や症状
結膜炎は、結膜に炎症が起こって目やにや涙が出る病気です。
涙や目やにの他に、まぶたや目の周りが赤くなったり膿が出たりすることもあります。
眼に異常が出た場合に注意したいのは、別の疾患の症状のひとつとして現れている可能性もあるということです。
特に、不正咬合が原因のこともありますので、ただの涙か、と考えずに病院に連れて行き他の異常もないか全身を検査してもらいましょう。
我が家のうさぎは一度結膜炎になってしまったことがあります。その時の目の様子がこちらです↓
ふと見たときに目の周りの様子がおかしいなと思い、チェックをしました。
目の周りが濡れているように見えたので、水を飲むときに失敗してしまったのかもしれないと最初は思いました。
しかし濡れているのは涙のせいのようで、目の周りも赤くなっていたので「結膜炎」とははっきりはわかりませんでしたが何か目の病気であることは明らかだったのですぐに病院に連れていきました。
病院選びで気を付けることは?
最近ではうさぎを診てくれる病院も増えましたが、犬や猫と比べてうさぎを診てくれる病院は思ったよりも少ないものです。
いざ病院に連れていかなければいけないというときに困ることがないように、病気になっていないときからかかりつけの病院を探しておくといいいですね。
我が家のうさぎが結膜炎になった時はかかりつけの病院をまだ見つけていない時だったのでその場で急いでインターネットで検索をしました。
病院のホームページでうさぎも診ていると書いている病院に連れていきました。
しかし獣医さんから出た言葉は「うさぎはよくわからないんだよね」という言葉。
うさぎの体にはまったく触ってくれず目をちらりと見ただけで「飲み薬と目薬とりあえず出せるけどどっちがいい?」などと言ってくる始末でした。
だからその病院で治療してもらうことはやめ、別の病院に連れて行きました。
2つ目の病院の獣医さんはうさぎの扱い方もよくわかっていてとても丁寧に診察してくれました。
普段からうさぎをきちんと診てくれるかかりつけの病院を見つけていれば時間も無駄になりませんでしたし、
何より2つも病院に連れていくことでうさぎにストレスを与えてしまい、とても反省しました。
まずはかかりつけ病院をうさぎが健康なうちから探しておきましょう。
病院選びのポイントとしては以下の3点です。
・うさぎの診察を行っている。
→これはホームページの情報だけではわかりにくいです。あまりうさぎを扱ったことがなくても治療対象に入れていることがあります。
口コミなどもしっかりチェックしましょう。
・先生がきちんと説明をしてくれる。
→人間が病院に行く場合も同じですよね。丁寧に治療方針を話してくれる先生を探しましょう。
・先生がうさぎの扱いに慣れている。
→ただ説明を淡々とするだけではなくうさぎを丁寧に触り、暴れるうさぎなどの対応にも慣れている先生にしましょう。
他にも家から近い、明細をきちんと出してくれるなどの条件も備わっていれば文句なしですがまずは「うさぎをきちんと治療してくれる」
というポイントにしぼって病院を探してみましょう。
治療はどのようなことをするの?かかる費用は?
すでに述べたように目の病気は他の病気にもかかっている可能性があるため目だけではなく口や全身の検査を行います。
目の症状を改善するために目薬または飲み薬を処方されます。症状がひどければ鼻涙管に細い管を通して洗い流す処置を行うこともあります。
我が家のうさぎは、その場では目以外の異常は見つからなかったとのことで、1本注射をしてもらった後、点眼薬をもらい1日3回さしてあげるように指示をしていただきました。
注射は抗生物質とのことでした。かかる費用は病院や症状の重さなどによって異なるようですがだいたい2000円~3000円くらいのことが多いようです。
我が家のうさぎの治療+点眼薬代も2000円ほどでした。我が家のうさぎの結膜炎の際は2つ病院に連れて行きました。
1つ目の病院では点眼薬などはもらわず診察だけでしたので診察代は500円ほどでした。
家庭ではどのように対処してあげたらいいの?
結膜炎は涙や目やにが出ますのでこまめにふき取ってあげる必要があります。目の周りを清潔に保ってあげましょう。
病院から点眼薬が処方された場合は回数を守ってきちんと目薬をさしてあげましょう。
我が家のうさぎも1日3回目薬をさすように指示していただいたので1日3回朝昼晩と目薬をさしてあげました。
2つ目の病院で注射をうってもらった後はびっくりするくらい症状はすでにおさまってきていましたがきちんと目薬を差し続けました。
目薬は爪切りよりは楽でうさぎの体を軽く押さえたら目の端のほうにちょんとさしてあげると目の全体に広がっていきます。うさぎもそこまで嫌がりもしませんでした。
3日間目薬を差し続けると目はすっかりいつも通りになりました。
できる予防方法は?
結膜炎になってしまった場合の対処法や病院選びについて述べてきましたが、まずは結膜炎にならないようにする必要がありますよね。
結膜炎は不正咬合が原因となっていることも多いです。普段ケージを噛む癖があるうさぎであれば噛まないように工夫をする必要があります。
また、普段から噛みやすい牧草やペレットを与え、歯の健康を保つようにしてあげましょう。
人間がしてあげられることはこのくらいですが、予防は何もしてあげないよりはしてあげたほうが当然いいです。
結膜炎や角膜炎にならないように普段から予防してあげたですね。
普段から気を付けてチェックをし、かかりつけ病院へ
涙が出ているだけと思っていたら結膜炎だった、ということもありますので目の周りの異常を見つけたらすぐに病院に連れていきましょう。
また、うさぎを丁寧に診てくれる病院にすぐに連れていけるように普段から病院探しをしておきましょう。