うさぎを初めてお迎えするとき、新たにもう1羽お迎えするときなどお迎えするうさぎの性別は重要ですよね。
うさぎのオスとメスにはそれぞれ特性があります。もちろん個体差はあります。
我が家ではもともとオスを飼っており、新たにお迎えするうさぎの性別をペットショップで取り違えられた経験があります。
今回はうさぎの性別の見分け方について話をしていきます。
うさぎの性別~ペットショップで見分けてもらう~
うさぎをお迎えするにあたって性別で選ぶことも多いと思います。
うさぎの性格は個体差による部分が大きいですが、行動には性別での違いもあります。
1番大きな違いは本能による縄張り意識と言えるかもしれません。それぞれの習性をきちんと理解してお迎えする必要があります。
ただし、生後3ヶ月くらいまではうさぎの性別は非常にわかりにくいです。
きちんと性別を判断したい場合はペットショップの店員さんに見てもらったほうがいいですね。
しかし、我が家の1羽目のうさぎのお迎えの際にはペットショップの方には
「多分オスだと思いますけど・・多分・・うさぎは性別わかりにくいですからね・・」というような対応でした。
我が家のうさぎは生後1ヶ月でお迎えをしたので確かにわかりにくかったのかもしれませんね。
ただ、当時お迎えする際はオスでもメスでもこだわりがなかったため特に気にしていませんでした。
結果として少し大きくなってから観察していると明らかにオスだということがわかりました。
そして2羽目お迎えの際は、相性や繁殖などのことを色々と考えた結果オスをお迎えしようと思いました。
オス同士は喧嘩することが多いとのことだったので喧嘩しそうであれば別々の部屋で飼育しようと思っていました。
そしてペットショップの方が「オス」と見分けた2羽目のうさぎは見事にメスだったことがその後わかりました。
ペットショップの方に見わけを頼んでも100%正しいとは思わないほうがよいかもしれませんね。
うさぎの性別~自分で見分ける~
生後3ヶ月以内のうさぎの性別を素人が簡単に見分けるのはかなり難しいです。
しかしそのうえで、見分けるとしたらこういう点というものを紹介します。
オスとメスは生殖器の違いで見分けることができます。
大人のオスには大きな睾丸があるので判断しやすいですが生後3ヶ月以内の子うさぎの時には睾丸はお腹の中に隠れてしまっています。
この場合は生殖器の先端の形で見分けることができます。
生殖器の周囲を押して先端を広げたときに先端が丸いのがオスで先端がスリット状になっているのがメスです。
ただし、上の写真でもわかるように子うさぎはやはりわかりにくいですよね。
(ちなみに私はこの写真を見てもオスだかメスだかわかりません。)
生後3ヶ月以降の性別の見分け方
生後3ヶ月以内の子うさぎの性別の見分けが難しいですが、それ以降のうさぎの性別を見分けるのはそんなに難しくはありません。
すでに述べましたがオスのうさぎはわかりやすく睾丸があります。
飼いはじめはオスかメスかはっきりせず(ペットショップの方からはオスと言われていましたが)そのまま気にせず飼っていました。
思春期のうさぎらしい行動を見るより早く、定期的に行う体のチェックで睾丸を見つけ、オスだと確信しました。
我が家のオスの写真↓
ごろんしている時にもよく見えるのでわかりやすいですね。
メスの場合は肉垂というあごの周りのふくらみでわかりやすいですね。
我が家のメスうさぎの肉垂は少し小さめですが確かにあります↓
これは出産・子育てを行うためにエネルギーをためておく場所と言われています。
肥満によってオスでもこのあたりがふっくらとするうさぎはいるので100%とは言えませんがそれでもわかりやすい区別ですよね。
性別による行動の違い
性格についてのオスとメスの行動の違いを両方飼っている経験談から紹介します。
・オス
オスはとても縄張り意識が強いです。
おしっこをまき散らして縄張りを主張する、「スプレー」という行動をとることがあります。
これを抑えるには去勢手術をするしかありません。
あちこちにあごの下の臭腺をすりつける行動もメスより多く行うようです。
・メス
メスは子育ての場所を守るという本能があります。
避妊をしていないメスのうさぎは一年中発情しています。つまりいつでも妊娠可能ということです。
よってメスも出産や子育てをするのに必要な縄張りを確保しようとします。
メスでもスプレー行動をとることがあるようですが情緒不安定な状態になるとそのような行動をとるそうです。
また、妊娠していないのに巣作りをする偽妊娠という行動もとることがあります。
性別を間違うとどうなる?
繰り返しになりますが、我が家では性別の間違いにより子うさぎが生まれました。
同性同士、しかもオス同士であれば喧嘩してしまうというリスクはありましたが、喧嘩したら違う部屋で飼う準備をして2羽を会わせてみました。
いきなり会わせるのではなく1週間ほどは後からお迎えしたうさぎのケージに先住うさぎを近づけて様子を見ていました。
先住うさぎはスプレー行動などをすることもなく、むしろ新人うさぎに鼻をケージの外からつんつんと当てたりして穏やかな雰囲気でした。
もしやオス同士でも相性がいい場合もあるのかと思い様子を見ていました。
初めて対面させたときにはやはり喧嘩することもなく仲良くしていました。
しかし先住うさぎが新人うさぎに後ろからのしかかるような行動を何回か取ったためすぐに引き離しました。
新人うさぎもこわがりも逃げもしなかったので喧嘩には見えなかったのですが、珍しい形の喧嘩もあるものだと思っていました。
あれは子づくりだったのですね・・・・。
性別の間違いが起こると、このようなトラブルや、喧嘩をしてしまうなどのトラブルが起きる可能性があります。
うさぎの喧嘩は命にかかわる場合もあるので気を付けたいですね。
我が家ではまだオス同士だと思っていた段階での対面では飼い主2人で周りを囲むようにして喧嘩らしき動きをしたら瞬時に引き離せる準備をしていました。
性別の違いをしっかりと理解しよう
お迎えをする際に性別に強いこだわりがあるのであれば性別の見分け方を理解しておく必要がありますね。
また、複数飼いする際は1羽目をお迎えするよりも性別の見分けは重要になります。
望まない繁殖が起きてしまったり、うさぎ同士が喧嘩をしてしまったりすると、飼い主の苦労が増えるだけではなくうさぎたちもかわいそうですよね。
性別にこだわりがある場合はうさぎの性別の見分けがしっかりできる人がいるペットショップに行くか、
性別がわかる年齢になったうさぎをお迎えするようにしましょう。