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うさぎが咳をするのは異常のサイン!?考えられる原因や対処法

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うさぎの咳やくしゃみはただの風邪だと思い放っておくと重篤な病気につながることがあります。

ちょっとコホン、と咳をしたなと思うくらいでも何かの病気にかかっている可能性があります。

ではうさぎが咳をするのにはどのような原因があり、どのように対処すればよいのでしょうか。

うさぎの咳はどのようなもの?

我が家のうさぎはしゃっくりのようなものをしているところは見たことがありますが咳をしているのは見たことがありません。

しかししゃっくりが咳やくしゃみでないのか区別することは大切です。

我が家のうさぎがくしゃみをしているところを見たことはありませんが、ペットショップのうさぎが咳をしているところは見たことがあります。

そのケージには「体調を崩しているので様子見です」と書いてありました。

その様子を見ていると、そのうさぎが5回も6回も連続で咳(くしゃみ?)のようなものを繰り返ししていました。

それはくしゃみだったようですが、聞いているこちらとしては咳のようにも聞こえました。

そのうさぎは咳(くしゃみ?)をするのと同時に顔を一生懸命こすっているようでした。

咳や少しむせるような感じで、くしゃみは人間のようにくしゅんとくしゃみをするそうです。

素人目にはよくわかりませんでしたが。

いずれにしても咳やくしゃみをするのは何かの異常のサインですので対応をしてあげる必要がありますね。

では、うさぎの咳やくしゃみにはどのような病気の可能性があるのでしょうか。

スナッフルの可能性

いわゆる鼻かぜの症状が出るスナッフル。

粘々した鼻水やくしゃみや咳などが主な症状となっています。

前足で鼻の周りを掃除しようとするため前足の内側がごわごわになってしまいます。

あまり放置すると肺炎や斜頸などを併発してしまい、場合によっては命を落とすこともあります。

原因としてはパスツレラマルトシダなどの最近に感染することによって起こります。

治療法としては抗生物質を投与して、最近がこれ以上繁殖しないようにする必要があります。

スナッフルの予防としてはストレスのない環境で飼育することがあります。

普段からストレスのない環境を与えましょう。

また、新しいうさぎをお迎えする際には同じケージで飼育されているうさぎが咳やくしゃみをしていないかチェックしましょう。

前足の内側のごわごわもチェックしたほうがよいですね。

パスツレラ症の可能性

こちらもスナッフルと症状が似ています。

鼻水や咳のほうかに涙も出ます。前足でこするため前足の内側がごわごわになるという点も共通しています。

その他呼吸が苦しそうになります。息が苦しいためそれに伴い食欲も落ちてしまいます。

パスツレラ症はパスツレラ菌の感染により起こります。鼻や傷口というのが感染経路です。

接触感染や飛沫感染をしますし、母うさぎから子うさぎへの感染もあります。

こちらもスナッフルと同様に放置すると肺炎や気管支炎などの他の病気を併発してしまいます。

治療としては病院で抗生物質を投与してもらうという流れになります。

予防法としては健康的な食事を与えるということと清潔な生活環境を保つことです。

さらにこの病気はウサギが人間に噛みついたりすることによって人間にも感染しますので注意が必要です。

むせている?

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うさぎも埃やチリを吸い込んでしまったり食べ物を食べてむせてしまったりすることがあるようです。

咳やくしゃみを見かけたらすぐに病院に連れていったほうがよいですが1回しただけで

その後咳やくしゃみをすることがまったくないということであればちょっと何かにむせただけという可能性もあるようです。

ただし、大丈夫かな?という不安を抱えながら過ごすよりも1回でも病院で診ていただき、何もないという診断をもらって安心できたほうがよいですね。

ただむせているだけという可能性があることを知っておくと、大きな病気かも!?と過剰に心配しなくてもよいかもしれないとも考えられますね。

人間に感染するうさぎの病気もある

動物から人にうつる病気を人獣共通感染症といいます。

すでに述べましたがうさぎから人にうつる病気もあります。

皮膚糸状菌症やツメダニなどの皮膚病が主なものと言われています。

ただし、うさぎに触った後やケージを掃除してあげた後にきちんと手洗いをしていれば感染することはありません。

その他にもパスツレラ菌やサルモネラ菌、トキソプラズマなどの病原体によって人に感染する病気もありますが、

清潔な環境で飼育している限り感染する確率はほとんどありませんので日頃の掃除をきちんと行ってあげましょう。

病院に連れて行こう

うさぎの咳やくしゃみなど風邪のように見える症状があった場合は迷わず病院に連れて行きましょう。

うさぎは病気になってもしばらくは症状がわかりません。

その中では咳やくしゃみというのは他の症状よりはすぐに発見しやすい症状ですよね。

症状がわかりにくい病気に関しては「おかしいな」と思うと症状がかなり悪化している可能性があります。

咳やくしゃみも一度でも見かけたら病院に連れていくべきです。

そういう時に慌てることがないよう普段から主治医を見つけておくことは非常に大切です。

犬や猫と違いどこの動物病院でもOKということはありませんので前もってうさぎを飼っている人に聞くなどして病院を探しておきましょう。

主治医を見つけておけば普段から治療だけではなく飼い方や健康管理などのアドバイスをもらうことができますよね。

さらに、うさぎのちょっとした症状を飼い主が見つけることは難しい場合もありますので定期検診をこまめに行うことも大事ですね。

何度か連れていくことでうさぎも初めてではないので診察への不安が少なくてすみますね。

咳やくしゃみをしたらすぐに病院へ

うさぎの咳には様々な病気の可能性が隠されていますね。

咳とくしゃみは区別が難しいですがどちらにしても通常の状態とは異なりますのでまずは病院に連れていくことが大事ですよね。

また、咳やくしゃみを起こす病気は菌に感染したことが原因であるものが多く、さらにその多くは不潔な生活環境によるものが多いです。

まずは菌に感染することがないよう、普段からケージを清潔に保つなど生活環境の改善を行いましょう。