うさぎは夕方から明け方にかけての時間に1番活発に活動します。
これは野生のうさぎが日中は巣穴で過ごし、夜から明け方にかけて外に出てえさを探すという習性がありそれをルーツとしています。
ペットうさぎは人間の生活リズムに合わせることもあるようです。
ただし基本的には薄明薄暮性の動物です。夜行性ともいえますね。今回はうさぎが夜行性で困ったことやその対処法に関して説明をしていきます。
うさぎの1日の生活リズム
まずはうさぎの1日に関して考えていきましょう。
■朝
人間が起床したり朝食をとったりする朝、うさぎはそろそろ寝始める時間です。
人間が活動を始める頃に眠たくなり始めるわけですね。
この時間にかまうと、寝ぼけたような状態であることも多いです。
■昼
人間が仕事や学校に行っていたり、昼ご飯を食べたりしている頃うさぎは睡眠タイムです。
うさぎが1番リラックスしている時間帯ですね。この寝ている間に食べたご飯などを消化しているので、静かにそっとしておいてあげましょう。
■夕方
人間が帰宅したり夕食をとったりする時間帯ですね。
この時間にうさぎは置きだしてご飯を食べます。この時間帯にお世話をだいたい終了させることをおすすめします。
ペレットや水が足りているのかチェックをしたり、ブラッシングや健康チェックをしたりというお世話はこの時間にしてあげましょう。
■夜
人間が自由時間を取ったり入浴をしたり就寝する時間帯ですね。
うさぎはこの時間に活発に動き回ります。このことからうさぎをケージから出して遊ばせるならこの時間帯が1番いいですね。
うさぎの1日に関して理解したところで、うさぎが夜行性で困ったことに関して説明していきます。
人間も動き回る時間なので危険
夜行性というのは就寝してからの時間だけ活動するということではありません。
夜行性というのは日が落ちてから活動し始めるということです。
すでに述べたように、人間が夕食を準備したり食べたりする夜の時間帯にお世話をするのがいいとされています。
ですので我が家も1羽は常に放し飼いですがもう1羽のへやんぽの時間もこの時間にするようにしています。
そしてこの時間は人間も夕食の準備などで活動しています。
我が家で放し飼いにしているうさぎもこの時間帯に驚くほど活発に走り回ります。
飼い主が夕食を作ったり運んだりお風呂の準備をしたりしているときにあまりにもちょこまかと走り回るため、正直足で蹴とばしてしまったことが数回あります。
人間もバタバタとしている時間帯だからこそ、足元への注意も散漫になってしまいますよね。
さらに我が家のうさぎはそのようなときに限って足にまとわりついてきます。
蹴とばしてしまうと言っても怪我をさせるほど強く蹴ることはないですが、やはり体の小さいうさぎなので心配ですよね。
我が家での対策としてはまずは何をするにも足元に注意することです。
また、あまりにも忙しい日は別の部屋でうさんぽをさせ、ドアを閉めるようにしています。
ただしこれは何が起こっているか見えないため少し心配ではありますね。
この場合は危険なものが落ちていないか、何か大きなものが倒れ掛かってくる可能性はないかよくチェックして行う必要があります。
ベストはこの時間帯のうさんぽだけサークルをしてその中をうさんぽさせることだと思います。
我が家では場所をとることと、結局そのサークルも噛んでしまうためおいていませんが、場所がきちんと確保できるのであれば、
目が届くところのサークル内でうさんぽさせることが一番安心ですね。
朝や昼間にあまりかまえないこと
人間の生活リズムにうさぎの生活が合うこともありますが、そうでない場合の話です。
通常であれば朝や昼の時間帯はうさぎが寝たりゆっくりとリラックスしたりしている時間帯です。
うさぎが通常のリズムで生活している場合は、すでに述べましたが構わないほうがいい時間帯です。
ただし、普段であれば飼い主も仕事に行っていたり学校に行っていたりして不在の時間であることが多いと思います。
その点だけで考えると人間が外出している時間帯にゆっくり休み、飼い主が家にいる時間帯に活動的であるうさぎは非常に飼いやすいペットと言えますよね。
ただし、専業主婦の方や、休日に家にいる場合などはうさぎと遊んだり、お世話したりということは昼間に済ませてしまいたいこともありますよね。
しかしうさぎがゆっくり休んでいるように見える場合はかまわないほうがいい時間帯です。
その点だけ少し不便かもしれませんね。
特段困る、というよりは、昼間にお世話できたほうがいいタイミングもあるというくらいですね。
その点の対処法としては、ひとつにうさぎに人間の生活リズムに合わせさせるということがありますね。
ただしこれは自然にそうなるのではなく故意にそうさせるのは少し難しいですね。
ごはん、お世話、うさんぽの時間を必ず決まった時間に行うことでうさぎも生活リズムをつかんでいきます。
ただしこれは無理にリズムを変えていることになるのであまりその時間帯がずれてしまうとうさぎは人間でいう
「不規則な生活リズム」を送っていることになりますので理想的ではないですね。
人間も不規則な生活リズムだと体調が悪くなってしまいますよね。
うさぎに生活リズムを変えさせるのであればそこまでしてあげる必要があります。
もうひとつはうさぎを起こしたり刺激を与えない程度にお世話するのは問題がないので昼間にお世話をしたいときは最低限の時間で行ってあげればよいと思います。
寝ているところを無理やり起こしてケージの大掃除をしたり、リラックスしているのに無理やり抱っこして遊ぼうとしたりは絶対にしないようにしましょう。
夜にうるさいこと
夜行性のペットを飼っていると避けられない悩みですよね。
我が家のうさぎも夜にドタドタと走り回ったりケージを噛んだりします。
同じく夜行性のハムスターが夜中に回し車を回してうるさいということと同じですよね。
これによって困る点は2点あるかと思います。
眠れない
夜中あまりにもうるさく眠れないということがありますよね。
我が家ではすでに慣れてしまったので夜中にうさぎが走り回っていたり物音を立てていたりしても特に気になりません。
ただ「慣れること」というのは解決策にはなりませんよね。
夜中に眠れないという場合の問題であればケージを寝室から遠いところに設置するなどの工夫をすれば問題ないかと思います。
近所迷惑になる
問題なのはご近所に迷惑をかけてしまうことですよね。
我が家では走り回ることで足音がしますが、うさぎの足音はそこまで大きくはないのでご近所にまで聞こえるということはないと思います。
ただ、下の階の方に対して騒音になっているようであれば夜中だけケージ内に入れて走り回れないようにするとよいかと思います。(放し飼いの場合)
ケージを噛んでうるさい場合は、ケージを噛めないように工夫する必要があります。
ケージを噛むことにはかまって欲しい、何か不満があるなど様々な理由があります。
その都度かまってあげると夜中にケージを噛むことをまったくやめなくなってしまうためかまわないようにしましょう。
その他はケージに布をかける、うさぎの嫌いなにおいのものをケージに塗るなど、ケージを齧ることに対するしつけを根気強く行ってみましょう。
うさぎの生活リズムを理解しよう
いかがでしたでしょうか。人間も寝ている時に何かされるとストレスを感じますよね。
うさぎも寝ている時にかまわれることは本能的に怖いと感じますしストレスを感じて病気になってしまうこともあります。
うさぎにストレスを与えず、飼い主に慣れさせるためにも起きている時間にきちんとお世話するようにしましょう。
うさぎにストレスがかからず、一緒に生活していくためにもうさぎの生活リズムを知ることは大事ですね。