最近、カワウソの人気に伴って「フェレット」も注目されています。
フェレットとは、野生の「ヨーロッパケナガイタチ」を家畜化した「イタチ科」の小動物で、カワウソと似て愛嬌のある顔と、遊び好きなのが特徴です。
フェレットはカワウソに比べて「飼いやすい」と言われていますが、飼いやすいポイントの一つに、毎月の餌代があると思います。
ここでは、フェレットの餌代はどのくらいかかるものなのか、1ヶ月の餌代の平均や餌の量、与え方や回数について実例を交えてお話ししたいと思います。
フェレットの餌はどんなものがある?
「フェレットって何を食べるの?」とよく聞かれることがあります。フェレットはまだまだ珍しく、メジャーなペットとは言えないようですね。
フェレットには、基本的には栄養バランスの取れた専用のフェレットフードを与えることになります。
フェレットはもともと肉食の動物ですので、動物性たんぱく質を含む、フェレット専用のフードが多数販売されています。
どのフードが合うかはその子の好み等もありますが、ジャパンプレミアム、イースター、シェパード&グリーン、ニチドウ、どうぶつ村、
SANKO,トータリー、ペットライン、マーシャル、ズプリーム等々…かなり多くのフードが存在しており、
金額も1㎏あたり数百円~3,000円くらいとかなり幅があります。
フェレットのおやつはどんなものがある?
フェレットはおやつも大好き。必要に応じて与える形になりますが、フェレットと仲良くなるためにも「おやつ」は必須になるかと思います。
エイトインワン「フェレットバイト(高カロリービタミンペースト)」(120g1,300円位~)や、
エイトインワン「フェレットバイツ ドライフルーツ」「フェレットバイツ ピーナッツバター」、ドギーマン「フェレットジャーキー」、
マルカン「フェレットジャーキー」ほか、ささみジャーキー、ドライフルーツ、さけるチーズ、マシュマロ等々、沢山の種類のものがあります。
餌の量はどのくらい?
フェレットは犬や猫と違って、少量の餌を複数回に分けて食べる習性があります。
フェレットは腸が短く、消化するのがとても早いため、1日に複数回分けて餌を食べ、頻繁にトイレに行きます。
フェレットは、お皿に沢山の餌が入っていても、食べる量を自分でコントロールできます。
そのため、我が家ではお皿に半日持つくらいの量(30~40gくらい/1匹)を入れています。そして朝・晩にチェックして調整しています。
あまり1度に沢山の量を入れしまうと風味が落ちてしまい、食欲が落ちてしまいますので、半日くらいで食べる量に調節しています。
また、お皿は定期的にきれいに掃除してあげましょう。お皿が汚れていると、フェレットも食欲が落ちてしまいます。
餌を与える頻度、回数は?
頻度は、フェレット自身で好きな時に食べられるように、常にお皿の中に餌を入れておくような状態にしておきます。
我が家のフェレットは、お皿がカラになってしまうと、バタンバタン音を立ててお皿をひっくり返し主張をしてきます。
また、カラの状態が続いてしまうと、トイレまでひっくり返すので、相当イライラが溜まる模様です。
自然の状態に近づけて「空腹時間もあったほうが良い」という意見もありますが、家庭で飼いならされているフェレットに空腹はストレスとなってしまうようです。
やはり、お皿には常に餌が入っていたほうが良い気がします。
フェレットの1ヶ月の餌代の平均は?
フェレットフードは1㎏あたり数百円~3,000円くらいで、フェレットのおやつは120g1,300円程度のおやつペーストが主流です。
我が家のフェレットフードとおやつの購入履歴を調べたところ、餌は2ヶ月で3㎏位消費している状態なので、1ヶ月にすると1,5㎏位を消費しています。
1㎏あたり平均値を1,800円とすると、1ヶ月で餌代は2,700円になりますね。
また、おやつの高カロリービタミンペーストは、1ヶ月1本消費するとなると、1,300円くらいかかりますので、1ヶ月の餌+おやつ代は約4,000円ということになりますね。
ただ、これは平均金額の目安ですので、おやつを抜いたり、餌の種類を変えると金額の高低はかなり変わってくると思います。
一般的に、高い餌には良質の動物性たんぱく質が多く含まれているようです。フェレットの健康を考えると、あまり値段を下げることは考えないほうが良いかもしれません。
餌代の他にかかる費用
フェレットの1ヶ月の餌代(餌+おやつ)の平均は、約4,000円くらいだということが分かりました。
しかしフェレットを飼う上で必要な経費は餌代だけではありません。
季節に合わせた温度調節グッズや、毎日のトイレ用の砂等も必要ですし、我が家の場合は、フェレットが入院して数十万の出費もありました。
餌代は最低限かかる金額として目安にしていただければと思います。
我が家の場合は、飼ってから3年目までは大きな出費もなく、「思ったよりお金がかからないな」なんて思っていたのですが、
4歳を過ぎた頃から脱毛や頻尿など、様々な病気を併合するようになってきました。
フェレットは小さい動物ですが、数年一緒に過ごしているとすっかり「唯一無二の家族」になります。
動物は体調の不調を訴えることができないので、症状が悪化してから人間が気付くという事もしばしばです。
小さな命を守りたくなるのは当然で、特に医療費は「待ったなし」で突然発生します。
餌代は毎月かかる必要最低限の経費で、プラス医療費を見込んでいただくのが良いかと思います。
フェレットの保険に入るか、あるいは保険に入ったつもりで「フェレット貯金」をしておくといいと思います。
年々、餌代のコストもかかる
飼う前は漠然と考えていた餌代などのコストも、フェレットと一緒に過ごす時間が長くなるにつれて高くなります。
フェレットへの愛情がどんどん深まるのと、高齢化に伴い栄養バランスを重視してくるためです。
小さな家族を幸せにするために、計画的に「ランニングコスト計画」をして、楽しいフェレットライフを送ってくださいね!