うさぎはケージの中にいて、時々うさんぽやへやんぽをさせるのが普通というイメージがありますよね。
ただ、犬や猫のように放し飼いで自由に遊ばせてみたい、自然に近い環境ということで、屋外で飼いたいという場合もありますよね。
ではうさぎを放し飼いにしたり屋外で育てたりする場合はどのような注意点があるのか確認していきましょう。
うさぎの室内での放し飼いは可能?
結論から言うとうさぎを室内で放し飼いすることは可能です。
我が家はうさぎをお迎えしてから数か月後から室内で放し飼いにしています。ケージの入り口を開け放しにしておきます。
我が家のうさぎは普段は部屋の中を走り回り、落ち着きたい場所で休憩をし、トイレや餌のタイミングなど好きなときにケージに戻っています。
爪切りなど嫌なことをされた後にすねてケージにこもっていることもあります。
室内で放し飼いにする場合のメリットは?
まず室内で放し飼いにすることにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
我が家で、室内で放し飼いにしていてメリットと感じることを紹介します。
運動不足解消になる
放し飼いしていると、うさぎは家の中を縦横無尽に走り回ります。
「トテトテッ」と可愛い足音がしますし入っている後姿はとても愛くるしいです。
以前、何日か家を空けなければいけないタイミングがあり、動物病院のペットホテルに預けたことがあります。
その際に病院の先生が我が家のうさぎの体を触りながら
「まったく太っていないですし筋肉の付き方もちょうどよいですね。家でよく運動させてあげているのでしょうね。預かっている間もびっくりするくらい走り回っていましたからね(笑)」
と言ってくださいました。
意識して運動させなくても自然と十分な運動量が確保されているのですね。
ストレスがかからない
運動不足解消とつながってくるのですがいつでも自由に走り回ることができ、ケージの中に拘束されないことでストレスがたまりにくいそうです。
ただしこの点に関してはうさぎのストレスをはかることは難しいので、実際にストレスがないかどうかはわかりかねますが我が家のうさぎ見る限りではストレスはないように感じます。
うさぎと触れ合う機会が増える
我が家のうさぎは部屋を駆け回っている途中で飼い主の膝の上に乗ってくることがよくあります。
また飼い主の近くに寄り添って休憩していることもありそのようなときに撫でながらまったりしている時間はとても幸せです。
犬や猫のように甘えている仕草がわかりにくいうさぎですが近くに寄り添ってきてくれるということは甘えているということですね。
うさぎも甘えたいときに飼い主に甘えることができるという環境は幸福度が高いですね。
室内で放し飼いにすることはメリットもたくさんありますが、この後に述べるデメリットもかなりたくさんあります。
我が家で放し飼いにしている理由はこの、触れ合う機会が増えることが8割を占めていると言っても過言ではありません。
室内で放し飼いにする場合のデメリットや注意点は?
では実際に放し飼いにしてみて感じたデメリットも紹介していきます。
コードを齧る
有名な話ですがうさぎはコードを親の仇のようにかじります。
我が家でもテレビのコードやスマホの充電器がダメになり交換費用にいくらかかったか考えたくもないほどです。
絶縁テープを巻いておくとかじらなくなりましたが、うさぎが届きそうな場所にある家のありとあらゆるコードに絶縁テープを巻かなければいけませんし、
新しい電化製品を買った場合も絶縁テープを巻くのが欠かせません。
うさぎが齧って感電してはいけない・・と思うので実行できていますがはっきり言ってとても面倒くさいです。
家具やドアをかじる
コードだけではなく家具やドアを齧ります。
持ち家であればまだあきらめてしまえば済むのですが賃貸であればこの行動をとられるととても痛いですよね。
ドアを噛むということが判明してから、家具やドアのうさぎに齧られそうな場所にクッションをはめています。
ペットの爪とぎや齧られ防止のドアクッションは100円ショップなどでも販売されています。
しかしこれに関しても家のドアというドア、家具の角の部分すべてにクッションをつけなければいけないのでとても手間です。
そしてドアの構造上最後まで閉められないのでとても不便です。
フンをどこにでもする
うさぎは、おしっこはしつけをすれば決まった場所にしますがフンはどこにでもしてしまいます。我が家でもフンを見かけるたびに箒や掃除機で掃除しています。
コロコロと小さいので時々思いもよらない場所から出てくることがあります。引っ越しの際に、大きくて動かせなかった家具の下から100個くらいフンが出てきたときは驚きました。
常に安全確保がかかせない
うさぎを室内で放し飼いにする場合、うさぎの安全確保は常に行わなければいけません。
コードに絶縁テープを巻くのもそのひとつですし、うさぎが踏んで怪我をするようなものが落ちていないかチェックをする必要があります。
また、落ちているものを食べてしまうのでうさぎが食べてはいけないものが落ちていないかも気を付けなければいけません。
我が家では飼い主の注意不足で、うさぎが一度落ちていたたばこを食べてしまったことがあります。
その際は体調も崩さず検査をしても問題がなかったのでよかったのですが、その後かなり気を付けるようになりました。
上って落ちて怪我をするような場所がないか、危険なものが落ちていないか常に気を配っているのはなかなか大変です。
屋外で飼うことは可能?
我が家では屋外では飼っていませんが、広いお庭がある家に住んでいる場合は屋外で飼いたいという希望を持つ方も多いですよね。
友人のところでは、うさぎが繁殖し増えすぎてしまったため屋外に小屋を作って飼育しているという話を聞きました。
学校などでうさぎの飼育は屋外で行っているので、屋外での飼育は可能か不可能かでいえば可能と言えますね。では屋外で飼う場合のメリットデメリットも考えてみましょう。
屋外で飼うことのメリットは?
ここではうさぎ飼いの友人が話していた屋外でうさぎを飼うことのメリットを紹介させていただきます。
家の中に動物の匂いがしない
うさぎはもともと動物臭さは少ないですが、やはり少なからず動物の匂いがしてしまいますよね。もしくは牧草の匂いですね。
家の中ににおいがつくことが絶対にないのでこの点はメリットといえますね。
コードや家具を齧られる心配がない
当然ながら屋内で飼育する場合のデメリットの逆ということですね。
大好きなほりほりがたくさんできる
うさぎは地面をほりほりするのが大好きです。室内飼育していても床やクッションをほりほりしていますよね。
これは飼い主のメリットというよりはうさぎ自身のメリットかもしれませんね。
屋外で飼うことのデメリットや注意点は?
ではデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
うさぎの不調や変化に気づかない
屋外で飼うということは世話をするとき以外はまったく見ていないということになりますのでうさぎの変化に気づきにくいです。
屋外飼育をしていた友人は、このことにより病気の発見が遅れたり気づいたら亡くなってしまっているうさぎがいたそうです。
これが一番の問題かもしれないですね。
暑さ寒さ対策が必要
温度変化に弱いうさぎですので、室内と同じく暑さ寒さ対策をしっかりとしてあげなければいけません。
対策をするのは当然のこととして、夏には直射日光が当たらないような工夫をしたり冬も隙間風が直接当たらないようにしたり、
頻繁に様子を見てみたりと、室内で飼うよりも気を遣うかもしれませんね。
外敵の存在
屋外で飼う場合は犬や猫、鳥、へびなどの外敵の存在があります。
地域によってはへびなどの心配はないかもしれませんが、少しの隙間からでも侵入してしまうのでとても怖いですよね。
また外敵が小屋の周りをうろうろしているだけでもうさぎはストレスに感じてしまいますのでその点も気を付ける必要があります。
脱走の心配
我が家のうさぎを一度庭で遊ばせたときは一生懸命塀の下の土を掘って脱走しようとしていました。
室内で姿が見えなくなってもどこかには必ずいるという安心感がありますが屋外で脱走していると外敵に襲われていたり車にひかれたりしていないかという心配がありますよね。
どちらにしてもうさぎ優先の対応が必要
室内で放し飼いにする場合も屋外で飼う場合もそれぞれメリットデメリットがありますね。
気温の変化や体調の変化への気配りのことを考えると個人的にはペットうさぎは室内で飼育してあげたほうが安全な気がします。
ただどちらにしてもうさぎへの影響を一番に考慮し、快適な環境を作ってあげることが大事ですね。